2階リビングはメリットいっぱい!デメリットと解消法とは?
お友達の2階リビングの家、陽当たりも居心地も良くて羨ましい!
そう思ったことはありませんか?
住宅密集地や、景観の良い場所で増えている2階リビングの家ですが、メリット・デメリットを知った上で選ぶことが大切です。
今回は2階リビングのメリットや魅力をお伝えし、デメリットとその解消法も合わせてご紹介していきます。
2階リビングの家とは
2階リビングの家とは、リビングを2階に配置した家のことです。
一戸建ての家では、1階にリビングとキッチンがある間取りが多いですが、最近は2階リビングの家も増えています。
リモートワークが普及し、暮らしや働き方も様々になりました。
自分たちの家族にあった家づくりをするために、気になる「2階リビング」のメリット・デメリットを知ることから始めましょう。
2階リビングのメリット
まずは、2階リビングが増えている理由が分かる、メリットや魅力について、たっぷりとご紹介していきます。
・陽当たりと眺望
2階リビングの最大の魅力は、陽当たりと眺望の良さではないでしょうか。
窓からは木々が見え、リビングの延長にバルコニーを作れば、夏には子供のプール遊び、大人は空を見上げながらビールで乾杯!なんてことも出来るのです。
また住宅地では、建物の高さは北側斜線などのルールがあり、2階の陽当たりは確保されています。
一番明るい場所に、家族が集うリビングを配置することは、理にかなっていると言えます。
寒い地域のお家づくりにも適していますね。
・プライベートな空間
道行く人やお隣と目が合わず、カーテンを開けられる開放感は、格別です。
1階リビングでは丸見えにならないように気を使いますが、2階なら気兼ねなく、のびのびとした暮らしを楽しめます。プライバシーが確保されたプライベート空間、2階リビングの大きな魅力です。
・自由な土地選び
家づくりを考えている人にとって大きな課題となる土地選び。
便利な場所に住みたいけど、予算的に手が届くのは狭小地や旗竿地。
でも一階は陽が当たらないし、周囲の目や防犯面も気になる。
そんな時は、土地のもつマイナス面に影響されず、明るい空間でのびのび暮らせる間取り、2階リビングを検討するとよいでしょう。
土地選びの自由度がぐんとアップしますよ。
・天井が高くできる
2階リビングでは、屋根勾配を利用し、天井を高くすることができます。
吹き抜けをつくることで、リゾートのヴィラのような、おしゃれで広々とした空間に。
天窓や高窓をつければ、さらに光を取り込み、風通しもよくなります。
ロフトを作って秘密基地を作ろう!子供用にブランコをつけよう!など、どんどん夢は膨らみますね。
・家の強さと災害対策
2階リビングにした場合、1階に寝室などの個室が配置されることが多く、壁量や柱が増えて耐震性が上がることがあります。
また近年、水害被害をニュースでよく目にします。
川の近くだけでなく、土地が低い場所や急激に人口が増えて排水が追いつかない市街地でも、内水氾濫は起こります。
そんな時リビングやキッチンが2階にあれば、家電や食料も備えられます。
トイレも同フロアにあればさらに安心ですね。
2階リビングのデメリット
ここまで2階リビングのメリットをご紹介してきました。陽当たりがよく、プライバシーも守られる生活は憧れますよね。魅力ばかりのようですが、一方で動線については心配もあるかと思います。
ここからは2階リビングのデメリットについて解説していきます。
・階段が負担になりそう
2階リビングの場合、キッチンも2階にあることがほとんどです。
生活の中心となる場所が階段の上にあることで「老後が大変そう」と心配をする方も多いのではないでしょうか。
老後でなくても、子育て中は買い物の量も多く、重い荷物を持って上がることになります。
時には子供を抱っこしながらも。
また、引っ越しや大型家電を買った時も2階まで運んでもらえるのか心配になります。
U字階段は、安全面では転げ落ちることを防止する効果がありますが、搬入時には注意が必要です。
・夏の暑さ
陽当たりがよく、明るい反面、日射量が多いため、夏はリビングが暑くなりやすいというデメリットも。
もともと暖かい空気は上にいく性質があり、陽当たりもプラスして、対策をとらないと高温になってしまうことがあります。
・玄関との往復が億劫
お客さんや宅配便が来た際、玄関に行くまでに時間がかかる上、往復が億劫だという声もあります。
まだ子供に鍵を持たせていない時期には、毎日の帰宅時に階段を下りてドアを開けてあげなければならないことも。
毎日のゴミ出しも、キッチンからの距離があると、不便を感じてしまうかもしれません。
・防犯面が心配
家族が集まるリビングが2階にあることで、1階の様子が分かりづらいというデメリットもあります。
大きな道路に面している場合、もの音がしても騒音にかき消されてしまいます。
特に、道路から死角になるような扉や窓の鍵の掛け忘れは、気を付けなければなりません。
日中は1階、夜間は2階の防犯対策がそれぞれ必要になってきます。
デメリットの解消方法
ここまで2階リビングのメリット・デメリットを解説してきました。
次に、どんな対策や工夫によってデメリットを解消できるのかご紹介していきます。
・階段の工夫
2階リビングの不安の中で最も多いのは、階段のことです。
階段の負担を少しでも楽にする工夫として、傾斜を緩やかにすること、一段の幅を広くすることが効果的です。
また、階段の上り口を玄関の近くに、2階ではキッチンの近くに配置することで、日常の動線を短くできます。
予算や広さが許せば、ホームエレベーターや、荷物専用の小型エレベーター(ダムウェーター)の設置を検討しても良いと思います。
・暑さ対策
暑さ対策として、高い天井にシーリングファンの設置はいかがでしょうか。
空気を循環させ、見た目にもおしゃれでおすすめです。
また、家全体の断熱性能を高めることで、エアコンを使えば十分夏の暑さをしのぐことが可能になります。
断熱材の量や厚みを増やす、断熱性の高い複層ガラスやサッシを使うなどの方法があります。
また、リビングの延長にバルコニーがある場合、軒や庇を深めにし、シェードを取付けるなどでも直射日光を遮ることができます。
・防犯対策
防犯対策は住まい全体に配慮することが大切です。
そして継続するには、楽にできることが肝心です。
リモコンで簡単に操作できるシャッターを導入したり、1階の窓は侵入出来ないよう小さめにしたり、また面格子を設置するなどでも防犯対策ができます。
ドアや窓を死角にしないことも大切です。
窓センサーやホームセキュリティを設置すればさらに安心でしょう。
エクステリアでも、人感センサー付きの照明や監視カメラを取付ければ、抑止効果が期待できます。
まとめ
今回は2階リビングのメリットや魅力をお伝えし、デメリットと解決法も合わせてご紹介しました。
いかがでしたか?
2階リビングは、デメリットを知った上でプランニングすれば、明るくて居心地のよい暮らしが手に入ります。
間取りはもちろんですが、建材や設備なども上手く取り入れながら検討することが大切です。
vacances(バカンス)の規格住宅は2階リビングのデメリットを最大限少なくし、
プライベートな時間を思う存分楽しんでいただけるようにデザインされています。
メリットも多い2階リビングの家をぜひvacances(バカンス)で体験してみてください。