新築一戸建てへの引越しでやるべきこと5つと準備の流れ

新築一戸建てへの引越しは、期待とワクワクでいっぱいですよね。しかし、引越し前後は、荷造りだけでなく、各所への連絡や手続きなど、やることがたくさんあります。直前になって慌てないために、いつ頃、どんな準備をすべきか、知っておくと安心です。そこで今回は、新築一戸建てへの引越し前にやるべきこと5つと、準備の流れや注意点を解説します。

新築一戸建てへの引越しで早めにやるべきこと5つ

まず、新築一戸建てへの引越しで、早めにやるべきこと5つを解説します。しっかり準備しておけば、新生活を快適にスタートできます。

●引越し業者の選定

新築一戸建ての引き渡し日が決まったら、引越し希望日の候補を決めて、業者の選定を始めて下さい。引越し業者は、大手から地域密着の中小まで様々です。料金は安く抑えたいものの、大切な新居や家具を任せられる業者を選ぶ必要があります。インターネットなどで、サービス内容やオプションの充実度、評判、実績などを確認後、信頼できそうな2,3社を選定し、見積りを貰って比較しましょう。

●不用品の整理

引越し料金は、荷物の量でも変わるため、見積もり前に不要品の整理をしておきましょう。廃棄や回収をしてもらう物、リユースショップに販売する物、友人に譲るものなど、整理をして処分するには、時間や労力を要します。直前に焦らないように、新築一戸建てが完成する前に済ませておくのが理想です。

●住んでいる家の退去手続き

引越し日が決まったら、住んでいる家の退去手続きも始めて下さい。賃貸住宅の解約申し入れは、退去の1~2か月前までという規定が多いため、早めに管理会社や不動産会社に連絡する必要があります。また、家とは別に月極駐車場を契約している方は、駐車場の解約も忘れずに行って下さい。

●学校の手続き

お子さんのいるご家庭では、転校を伴う引越しの場合、転校手続きも必要になります。自治体や学校によって書類が異なったり、試験が必要だったりするため、事前に確認しましょう。

●インターネットやライフラインの移転手続き

インターネットやライフライン(電気・ガス・水道)の手続きも、早めにしておくのがおすすめです。新居ですぐに使うためには、インターネットは1か月前、ライフラインは1~2週間前までには、手続きをしましょう。

●新居のエアコンやカーテンなどの発注

新居のエアコンやカーテン類も、納期がかかることがあるため、早めに発注して下さい。新築一戸建てへの取付けは、ハウスメーカーや工務店に依頼して取付けてもらう方法と、自分たちが専門店やネットなどで購入し、引き渡し後に取付ける方法の2通りあります。ハウスメーカーや工務店に依頼すると、配管や壁穴の処理がきれいにできたり、オーダーカーテンの寸法やレールの発注がラクだったりというメリットがあります。

新築一戸建てへの引越しの流れ

次に、新築一戸建てへの引越し前後の流れを、時系列でご紹介します。

・引越し1~2週間前にやること

●旧住所での役所の手続き

異なる市町村へ引越しする場合、住民票を移すために、旧住所の自治体に『転出届』を提出します。印鑑登録の廃止手続きや国民健康保険、児童手当などの手続きも必要です。一方、同一市区町村内の引越しなら、移転後に『転居届』を提出し、マイナンバーカードや国民健康保険、国民年金などの住所変更で済みます。

●郵便物の転送届

郵便物の転送届をすると、届け出から1年間、旧住所あての郵便物等を引越し先に無料で転送してくれます。近くの郵便局窓口、ポスト投函、インターネット等で転送届を提出して下さい。

●NHKの住所変更

自宅にテレビなどの受信機があるご家庭は、NHKの住所変更も必要です。NHKのホームページからオンラインで変更できます。

●不用品廃棄

不用品の廃棄も早めに済ませましょう。粗大ごみの廃棄は、各自治体の回収窓口に電話やオンラインで予約します。また、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品は、家電リサイクル法の対象になっています。購入した店や家電量販店に廃棄を依頼したり、リサイクルショップに買い取ってもらったり、不用品回収業者に依頼したりして下さい。

●荷造り

荷造りは、シーズンオフの衣類や寝具など、すぐに使わない物から梱包していきましょう。リビング、寝室、キッチン、お風呂場など、部屋ごとに梱包すると、開封後の片付けがしやすくなります。また、本や洗剤など、重い物をたくさん詰め込むと、かなりの重量になります。重い物は小さめの箱に入れるようにしましょう。

・引越し前日までにやることリスト

●お世話になったご近所への挨拶

●毎日使う物の荷造り

●冷蔵庫の中身をなくして水抜き

●解体・組み立てが必要な家具の取扱い説明書の準備

●パソコン内のデータのバックアップ

・引越し後にやること

●ご近所への挨拶

ご近所への挨拶は、両隣と向かい、裏の4軒が基本です。引越しの日に、トラックを停めて迷惑をかけていることもあります。お菓子や日用品などの手土産を持参し、早めに挨拶に行きましょう。

●新住所での役所や学校の手続き

異なる市区町村からの引越しでは、新住所を管轄する自治体に、引越し後14日以内に『転入届』の提出が必要です。必要な方は、印鑑登録や国民健康保険、児童手当の手続きも行いましょう。

●自動車やバイクの登録変更

道路運送車両法により、車検証の記載内容の変更は、15日以内に申し出ることが義務付けられています。手続きは、新住所を管轄する運輸支局や軽自動車検査協会で行えます。バイクは、排気量によって、申請する窓口や必要な書類、手続きが異なるため、事前に確認して下さい。

●住所変更手続き

運転免許証や勤務先、銀行、クレジットカードなども、住所変更が必要です。期限は設けられていないものの、速やかに行いましょう。また、勤務先に報告しなければいけない理由は、通勤手当の支給額や住民税の支払い先が変わり、健康保険や厚生年金とも関係しているためです。

●不動産登記の変更

引越し後は、不動産登記の変更も必要です。新築一戸建ての不動産登記は、一般的には、所有者の欄に旧住所が表記されます。住所変更は法務局に届けるほか、オンラインでも行えます。登記名義人の氏名や住所の変更は、義務化が決定しており、2026年4月までに施行されることになっています。

●ペットの登録

ペットのなかには、登録が必要な動物もいます。犬や、人に危害を加える可能性のある特定動物(ヘビやサル等)を飼っている方は、最寄りの保健所や保健センターに登録が必要です。ペットの住所変更を忘れると、予防接種を受けられないだけでなく、最悪の場合、罰金を支払うことになります。

新築一戸建てへの引越しの注意点3つ

最後に、新築一戸建てへの引越しの注意点3つを解説します。

・引越し料金は時期や間取りによっても異なる

引越し料金は、業者の違いだけでなく、時期や間取りによっても異なります。引越しは、3~4月がハイシーズンと言われています。予約が取りにくい上、料金はほかの時期より高くなるでしょう。また、2階リビングやらせん階段など、新築一戸建ての間取りに特徴がある場合も、料金に影響する可能性があります。家具や家電を運ぶ際にクレーンや特殊な機材を使ったり、エアコンの移設をしたり、解体・組み立てが必要な家具があったりする場合も、別途料金になるため、見積もり前に申告しましょう。引越し希望日は、いくつか候補があると探しやすかったり、料金を抑えられたりするため、家族で話し合っておきましょう。

・家具・家電の配置図があるとスムーズ

引越し当日、家具・家電の配置図があると作業がスムーズです。間取り図をコピーしたり、簡単に手書きしたりして、部屋名と家具・家電の配置を書いておきましょう。荷造りの段ボールにも、行き先の部屋や場所を書いておくと迷子になりません。新築一戸建てでは、間違えて別の階に運んでしまうと、後で移動させるのは大変です。素人には移動が困難だったり、新居を傷つけてしまったりという場合もあります。引越し当日、業者に配置図を渡し、指示役も1人いると配置の微調整がしやすいでしょう。

・オンラインを活用して負担を軽減

オンラインを活用して、引越しの負担を軽減しましょう。見積もりや、各種住所変更は、オンラインや電話でできるものが増えています。また、役所での手続きも、デジタル庁が進めている『引越し手続オンラインサービス』を活用できます。このサービスは、行政手続きやライフライン等の手続きを、オンラインで一括して行うことを目指しています。マイナポータルを通じた転出元への『転出届』の提出や、転入予定の市区町村への来庁予定の連絡が可能です。現在は、日本国内の引越しで、電子証明書が有効なマイナンバーカード所有者のみが利用可能となっています。

まとめ

今回は、新築一戸建てへの引越し前にやるべきこと5つと、準備の流れや注意点を解説しました。新築一戸建ての引き渡し日が決まったら、引越し日の候補を決めて、業者の選定をしましょう。ハイシーズンや日時を限定して探すと、予約が取りにくく、料金も高くなりがちなので注意して下さい。新居のエアコンやカーテン、インターネット回線なども早めの発注がおすすめです。手続きは、オンラインを活用して負担を軽減させましょう。また、引越しの追加料金でトラブルにならないために、間取りや知っている情報は、あらかじめ業者に伝えるようにして下さい。家具や家電の配置図もあると作業がスムーズです。