アウトドアリビングとは?楽しみ方や実例、つくり方のヒントも解説

外食・外出の自粛や最近のキャンプブームから「アウトドアリビング」に興味を持たれる方が増えています。
家を建てる際に取り入れるなら、楽しみ方や気をつけたいポイントも詳しく知っておくことが大切です。
今回はまずアウトドアリビングとは何かをご説明し、楽しみ方や実例、つくり方のヒントも解説していきます。

アウトドアリビングとは?

アウトドアリビングとは、屋外につくるリビングのこと。
室内のリビングとつながるウッドデッキやバルコニーや屋上、お庭などにつくられます。
家にいながらリゾート気分やグランピング気分が味わえ、手軽に外空間を楽しめます。
ここ数年外食や外出の自粛など、今までとは違う生活様式が求められ、それぞれお家で過ごす時間が増えました。
住まいに求めるものは「安全性」や「快適さ」だけでなく、「楽しい」ことも大切な要素となりました。
アウトドアリビングでは、リビングのように食事をしたりくつろいだりできるほか、工夫次第でさまざまな使い方もできます。
具体的にどんな楽しみ方ができるのか見ていきましょう。

アウトドアリビングの楽しみ方と実例

アウトドアリビングを導入したらどんな楽しみ方ができるのか、実例も加えながらご紹介していきます。
お家時間が楽しく豊かになり、暮らしの充実感が高まります。

・セカンドリビングとして

アウトドアリビングは室内のリビングと同じように、食事をしたり家族でくつろいだりする「セカンドリビング」として使うことができます。
いつもと同じ料理でも外で食べるだけでおいしさ倍増。
ピクニック気分を味わえて子どもたちも喜びます。
家具はダイニングテーブルとチェアだけでなく、屋外用のソファを置くこともおすすめ。電源やスクリーンを準備すれば映画鑑賞や在宅ワークも。
ガーデニングも楽しめ、プランターでお花や野菜を育てることもできます。
オープンエアの風を感じながら、楽しみ方は自由自在。
空間に広がりができるので、家がひろくなったように感じられるでしょう。

・バーベキューやおうちキャンプ

アウトドアリビングがあれば、人気の「おうちキャンプ」を手軽にいつでも楽しむことができます。
家族や仲間とバーベキューをしたり、一人でのんびりお茶を飲んだり昼寝をしたり。
気分を盛り上げるにはアウトドアメーカーのキャンプグッズを取り入れると良いでしょう。
折り畳みチェアやテーブルを置き、ランタンやコンテナなどの小道具もおすすめ。
ハンモックもお昼寝にはぴったりです。
屋根がない場合はパラソルも役立ちます。
暖かい季節には、テントを広げて本当にキャンプをすることも。
トイレや眠れない場合はすぐにお家に入れるため、小さいお子さんの初めてのキャンプ体験には最適です。

・お子さんやペットの遊び場として

アウトドアリビングではお子さんやペットを目の届くところで安全に遊ばせることができます。
室内のリビングとつながった間取りであれば、お子さんが夏にプール遊びをしている時に大人は涼しい室内からゆったりと見てあげることができます。
在宅ワークや家事で手が離せない場合も、遊ぶ様子を見ながら作業がすすめられるので効率が高まります。

・リゾート気分を満喫

アウトドアリビングでリゾート気分を満喫することもできます。
真っ白い壁に、パラソルや屋外用ソファ、大きな観葉植物などを置くとまるでリゾートホテルのようなインテリアに。
また露天ジャグジーやスクリーンを設置すれば楽しみ方が広がります。
ジャグジーに浸かりながら星空を眺めたり、映画鑑賞したりも。
時間を忘れるほどの贅沢な気分や非日常を堪能できます。

アウトドアリビングのつくり方のヒント

楽しみ方がたくさんあるアウトドアリビングですが、屋外なので気をつけておきたいポイントもあります。
ここからは導入を検討している方にぜひ知っておいてほしい、つくり方のヒントを解説していきます。

・メンテナンスしやすい素材をえらぶ

アウトドアリビングは屋外にあるので、風雨や日差しによりダメージを受けます。
たとえばウッドデッキ。
天然木も素敵ですが、メンテナンスのしやすさでは人工木(樹脂木)がおすすめ。お手入れが比較的らくで耐久性が高いという特徴があります。
床材は、さらにメンテナンスしやすいタイルやコンクリートを選ぶこともできます。
でもどの素材を選んだとしても、汚れやコケのお掃除は必要です。お天気のいい日にデッキブラシ等で軽くこすり、年に数回は高圧洗浄機でお掃除すれば、落ちにくい汚れも落とすことができます。
次に屋外用の家具について。
アウトドアリビングでは屋外用ソファが人気です。
屋外用というだけあって、使われている生地は撥水、防水、耐水加工がされており、金額によって耐久性も変わります。
屋根があれば安心ですが、屋根がない場合は使わないときにカバーをかけたり、倉庫に入れておいたりするともちが良くなります。

・プライバシーを守る工夫をする

アウトドアリビングでは家族でくつろぎの時間を過ごしたり、夏にはお子さんがビニールプールで遊んだりもでき、その際欠かせないのがプライバシーを守る工夫です。
フェンスや塀で目隠しをすれば、人目をさえぎってプライベートな空間で安心して過ごせます。
またお子さんやペットが外に出てしまう心配もなくなります。
2階や3階の場合はフェンスが転落防止にも役立ちます。
でも、高すぎるフェンスや塀は圧迫感が出て風通しも悪くなっていまいます。
そこでおすすめなのが庭木や大きめの鉢植えグリーンを組み合わせること。
少し隙間のあるフェンスにして気になる部分を庭木などのグリーンで補えば、快適さとプライバシー確保が両立できます。

・電気や水を使えるようにする

夕方や夜にアウトドアリビングを楽しむには照明が必須です。
またバーベキューでグリルやホットプレートを利用する際は電源が必要になります。
お掃除や高圧洗浄機の利用でも役立ちます。
コンセントは雨や水で濡れないようにカバー付きを設置してください。
また、お料理やガーデニング、お子さんのプール遊びにも立水栓やガーデンシンクがあると便利です。
電気や水を使えるようにしておけば楽しみや用途が広がりますよ。

・夏の虫対策も考慮しておく

屋外であることから虫が寄ってくることも想定しておかなければなりません。
特に夏は蚊やハエがたくさんいます。
虫対策として、虫よけ剤の使用や屋根や壁にフックがあれば蚊帳を付けることができます。
置き型でもキャンプ用品のタープテントにメッシュシートが付けられるものがあり、蚊帳の役目を果たします。
また扇風機の風も有効で、虫が寄りにくくなります。
アウトドアリビングを導入する際には虫対策も一緒に考慮しておくといつでも外空間を楽しむことができますよ。

ご近所への配慮を忘れない

アウトドアリビングでバーベキューやおうちキャンプを楽しむ際、ご近所への配慮は忘れてはいけません。
自宅の敷地内だからといって大騒ぎをしすぎたり、大音量で音楽を流したりするとご近所トラブルの原因になってしまいます。
バーベキューをする際は煙やにおいが隣家の洗濯物についてしまう可能性もあるため、特に隣家との距離が近い場合には事前に話をしておくことや時間を選ぶなどの配慮が必要となります。
お互いに心地よく暮らすためには、どこに住んでも気づかいは欠かせませんね。

まとめ

今回はアウトドアリビングとは何かをご説明し、楽しみ方や実例、つくり方のヒントも解説しました。
最近では「おうちキャンプ」「おうちカフェ」「おうちピクニック」など家での時間を楽しむための言葉が増えていて、そのどれもが叶うアウトドアリビング。
お家を建てる際にはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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